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司法書士は行政書士とはどう違う?女性に人気の理由もご紹介

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司法書士は結婚・出産後も安定して仕事を続けられるとあって、女性に人気の士業のひとつです。しかし、司法書士を目指そうと考えている方の中には、司法書士って行政書士と何が違うの?と疑問に思われている方もいるでしょう。

そこでこの記事では、司法書士と行政書士の違いについて解説し、司法書士が女性に人気の理由や女性にぴったりな学習方法を紹介します。

司法書士と行政書士の違い

作成した書類の提出先が違う

司法書士とのダブルライセンスとして行政書士の資格を持っている人が多いですが、司法書士・行政書士では、どのような違いがあるのでしょうか。まずは、司法書士と行政書士との違いを解説します。

行政書士も司法書士と同様に書類の作成がメインの業務となりますが、作成した書類の提出先が異なります。司法書士は主に、法務局や裁判所に作成した書類を提出しますが、行政書士は国や都道府県、市町村など行政機関に作成した書類を提出します。

どちらの資格も相続関係・会社設立・民間契約に関する書類を作成できますが、一方の資格でしか行えない独占業務も存在します。

資格の難易度が違う

司法書士の合格率は毎年3~4%で、予め合格者数が決まっているので合格点に達しただけでは合格できない場合があります。一方、行政書士は合格点以上を取得すれば合格できるので合格率は6~13%と司法書士よりも高めです。

資格の取得しやすさでいえば行政書士の方が上ですが、資格保有者の少ない司法書士の方が安定して仕事を得られるメリットがあります。もちろん、一番良いのは司法書士と行政書士のダブルライセンスです。最近では、ダブルライセンス取得を目指す人も多いんですよ。

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司法書士の独占業務

不動産登記と商業登記

司法書士試験の科目にもある「不動産登記」や「商業登記」は、司法書士の独占業務であり、行政書士や弁護士など他の士業の資格を持っていても行えません。

不動産登記とは、不動産の場所や相続・売買などの権利変動の情報について記載することで、不動産の権利や取引の安全に役立っています。例えば、「不動産を相続して所有者が変わるため名義を変更したい」「住宅ローンの返済を完了したので抵当権の登記を抹消したい」などの相談を受けることがあります。

商業登記とは、会社の社名や役員情報、資本金額などを法務局において登録する手続きです。会社を設立した場合や役員の氏名や住所が変わった場合にも商業登記が必要です。登記申請は代表取締役が行いますが、手間と時間を考慮して司法書士に依頼し申請する方も多いです。

成年後見人制度

後見開始の申立書類裁判所に提出しなければならない書類の作成は司法書士の独占業務です。今後高齢化社会が進んでいき、認知症などで正常な判断が難しくなる人は増えていくと予想されています。

そんな中、成年後見制度を利用して司法書士に代理で住まいや保険などの契約を結んでもらう被後見人も増加するため、司法書士の需要はますます高まっていくでしょう。

簡易裁判所での訴訟代理

従来、法律上の争いについては弁護士の独占業務でしたが、平成14年度より簡易裁判所での訴額140万円以下の事件について司法書士が訴訟代理を行えるようになりました。司法書士は事件当事者の代理人となり相手と示談交渉が行えます。

例えば債務整理や家賃滞納など訴額140万円以下の事件の代理が行えます。ただし、簡易裁判所訴訟代理業務を行えるのは、法務大臣が認定した認定司法書士のみです。認定司法書士になるには、特別研修を修了し簡易裁判所の代理兼認定試験に合格する必要があります。

司法書士が女性に人気の理由

司法書士は女性に人気の高い士業です。その理由は、資格保有者が限られているので女性だからといって差別されにくく、男性と同じように活躍できる点です。女性は結婚や出産などで仕事を離れなければならないこともあります。

司法書士事務所の多くは少ない人数で業務を行っているため、産休や育休を取得する制度が整っていない事務所も多いです。しかし、一旦仕事から離れたとしても、また他の事務所で活躍できるチャンスが非常に多いのが司法書士の特徴。

ブランクがある女性でも復職しやすく、パートナーの転勤に合わせて引っ越ししても新しい仕事を見つけやすいのが、司法書士が女性に人気の高い理由です。

また、司法書士は相続や債務整理などデリケートな部分に関わる業務が多いですが、物腰の柔らかい女性であれば、利用者も相談しやすいでしょう。特に女性の司法書士は女性の相談者に人気があります。

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女性に向いている司法書士試験の学習方法

司法書士に興味を持たれているあなたは現在、十分な学習時間を確保できますか?机に向かって学習する時間や資格スクールに通う時間がたっぷりあるなら、諦めずに努力すれば難しい司法書士試験に合格できる可能性があります。

しかし、今の仕事が忙しくて毎日帰りが遅い、家事と育児で忙しくて座って食事を取る時間すらない、という女性も多いですよね。だから、司法書士という資格が気になっていても「本気で目指すことができない」という方もいらっしゃるでしょう。

そんな忙しい女性に最適なのが動画を活用した学習方法です。文字の本ではなく動画なら、通勤途中の電車の中でも、家事や育児の隙間時間でも少しずつ学習が進められます。そして、繰り返し視聴できるので同じ単元を何度も学習することで頭にしっかりと知識を定着させられます。

例えば、GoGetterzの司法書士試験対策コースは、講師の先生が初学者向けに分かりやすく解説してくれる動画が魅力です。1つの動画の時間はそれほど長くはないので、まとまった学習時間が確保できない人にぴったりなんです。

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女性に人気のある司法書士を目指そう

司法書士は行政書士と比べて試験の難易度も高く合格は厳しいですが、資格保有者が限られているためキャリアチェンジもしやすく、結婚・出産のために仕事を離れた女性でも再就職しやすいのが魅力です。

仕事や家事・育児が忙しくてまとまった学習時間が確保できない方は、動画講座を活用して隙間時間に少しずつ学習を進めていくのがおすすめです。あきらめずにコツコツと司法書士試験合格に向けて頑張りましょう。

 

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