司法書士は今までのキャリアを活かして働けるため、女性に人気の高い士業の1つです。しかし司法書士という資格が気になっているけれど、試験内容が難しそうで目指すべきか悩んでいる方も多いのでは?
そこで今回は、司法書士試験の内容や初学者向けの勉強方法を紹介します。試験内容を把握して、具体的な学習イメージを掴んでいきましょう。
司法書士試験の内容と試験科目
司法書士試験の内容
司法書士試験は学歴・年齢・性別は関係がないため、誰でも挑戦できる資格試験です。士業の1つなので難しいイメージの強い司法書士試験ですが、実は特別な才能やセンスは必要ありません。
司法書士試験の出題内容は、法律に基づいているので常識通りの結論が導き出される内容がほとんどです。一般的な社会のルールや法律さえ理解できていれば解ける内容になっているので身構えずに挑戦してみましょう。
司法書士試験の試験科目
司法書士試験の試験科目は、択一式が11科目、記述式が2科目と科目数はとても多いです。具体的な択一式の科目は、「民法」「商法」「刑法」「憲法」の主要4科目と「不動産登記法」「商業登記法」「供託法」「司法書士法」「民事訴訟法」「民事執行法」「民事保全法」の7科目です。
記述式は「不動産登記法」「商業登記法」の2科目で、択一式が午前中と午後、記述式は午後に出題されます。午前・午後・記述式それぞれが基準点に達して、かつ全体の合計が合格点以上であれば合格です。
択一式試験科目のポイントと勉強方法
択一式の試験科目のポイント
択一式の11科目はマークシート式です。11科目の中でも「民法」「商法」「刑法」「憲法」は主要4科目と呼ばれており、全70問中53問を占めます。そのため、主要4科目は特にしっかりと理解しておくことが必要です。
「民法」「商法」「刑法」「憲法」は司法書士試験だけでなく、行政書士など他の士業資格でも重要となる科目なので、知識として吸収しておくとダブルライセンス取得を考えたとき等に非常に役に立ちます。
さらに択一式では「不動産登記法」も16問出題されるので、「民法」20問と「不動産登記法」16問だけでも計36問となり、全70問中の半数以上を占めます。確実に点が取られるように学習を進めていきたいですよね。
ただ、出題数の多い問題を集中的に学習するのはもちろんですが、他の科目も司法書士の業務に直結する知識を問われるものなので、気を抜かずに学習しましょう。
例えば5問出題される「民事訴訟法」の知識は、司法試験合格者が法務大臣の認定を受けるための「認定考査」でも必要です。認定考査に合格すると簡易裁判所での訴訟代理業務を行えるようになります。
択一式の試験科目の勉強方法
出題形式がマークシート式といっても、過去問の丸暗記では対応できません。毎年、出題方法は変わっているので知識の理解が重要です。そのため、各科目の基礎知識を繰り返し学習し頭に定着させましょう。
その際、テキストを何度も読むよりは問題集や過去問を繰り返し解いて、分からない部分を少しずつなくしていくのが効果的です。しかし、仕事が忙しい場合や家事や子育てが大変な場合、じっくりと繰り返し学習するのは難しいこともあります。
テキストや問題集を繰り返す時間がない場合は、動画学習を利用するのが効率的です。動画講義でも講師の先生の講義や問題集の模範解答を視聴できます。スマホさえあれば、電車の中や家事の合間時間に視聴できるので、繰り返し学習に最適です。
記述式試験科目のポイントと勉強方法
記述式の試験科目のポイント
司法書士試験の受験者の中でも苦手意識を持つ人の多いのが「不動産登記法」「商業登記法」の記述式問題です。各1問ずつの出題ですが、他の科目の知識も必要なため総合的な問題となっています。従来は択一式で問われていた問題も記述式で出題されることもあります。
記述式の試験科目の勉強方法
記述式は苦手意識を持ってしまう人も少なくないため、初期段階で学習を進めておくのがポイントです。先ほどもお話した通り、記述式の2問は択一式の他の科目の知識も必要な総合問題なので、どんな内容が問われるかを最初に把握しておけば、択一式の科目の学習を進めながら同時に記述式対策も行えます。
記述式では問題を解く思考プロセスが重要なので、暗記では対応できません。そのため、択一式の科目を丁寧に理解していくことが記述式の問題クリアに繋がります。例えば、択一式や記述式の基本問題で間違えた箇所をしっかりとノートに書いておく、自分が間違えやすい問題をまとめておく等の対策が効果的です。
司法書士試験を独学で勉強するためのコツ
司法書士試験は科目数が多いため、時間をかけて学習を進める必要があります。しかし、現在の仕事が忙しい場合や子育て中など、まとまった時間を十分に確保できる女性は少ないですよね。
机に向かう時間が確保できない時でも、少しずつ学習を進めていくのが合格への近道です。1日たった30分の勉強でも1ヶ月では900分(15時間)になります。時間がないからと言って諦めてしまうのと、隙間時間で勉強するのとは大違いですよね。
そして、隙間時間の勉強は教科書・参考書と合わせて動画学習を活用するのがおすすめです。動画で数分の講義を受けた後、同じ個所の問題を参考書で解いてみる、という繰り返し学習がとても効果的です。
GoGetterzでは司法書士試験対策として動画コースを用意しています。1つの講義はそれほど長くないので、隙間時間での学習にぴったりです。さらに、GoGetterzの司法書士試験対策コースは今まで「民法」「憲法」など士業に必要な科目を勉強したことのない人でも分かりやすい内容で構成されています。
GoGetterzの司法書士試験対策コースなら、司法書士試験の初学者でも挫折せずに続けられるでしょう。
司法書士試験を独学で突破しよう
司法書士試験は、択一式11科目と記述式2科目と勉強しなければならない科目数はとても多いです。しかし、それぞれの科目が超難関というわけではなく、基礎からしっかりと理解していれば合格点以上の取得は難しくありません。
あなたが仕事や家事・育児で司法書士試験の学習に十分な時間を割けられなくても、諦めないでください。1日たった30分の学習でも少しずつ学習は進められます。動画学習と教科書・参考書を上手に組み合わせて隙間時間に学習を進めていきましょう。
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