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「立ったまま仕事をする」と能率が上がる! 集中力が高まり、成績アップ

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 「立ってなさい!」といわれるのは何か失敗したとき。ところが最近、立ったまま仕事をするというのが流行り始めているそうだ。文字通り、スタンディング・デスク(立ち机)。米国のIT大手や国内ベンチャー企業でも導入するところが増えているという。いったいどれほどの効果があるのだろうか。

 教育現場における数々の効果は2016年1月、米小児科学会誌「ペディアトリクス」で特集された。それによると、米国では多くの学校で導入が進んでいる。ニュージャージー州の公立小学校の例では、教室内の私語や徘徊が減り、授業への集中度が12%向上した。

 イェール大学の調査によると、児童たちは好きな時に椅子に座ることができるが、立って過ごす時間が長くなり、授業中に消費するエネルギーが225キロカロリー増加した。これは放課後にローラースケートなどで遊ぶ運動量に匹敵する。子どもの運動不足解消に役立っているのだ。

 テキサスA&M大学が、立ったまま勉強中の高校生の脳を画像化装置で分析すると、左の前頭前皮質が活発に活動していた。ここは作業記憶と実行機能をつかさどる場所で、集中力が高まっていた。生徒たちに認知能力テストを行なうと、1年間で7~14%スコアが向上した。学力がアップしたのだ。

 実際にオフィスで仕事をする場合はどうなのだろうか。「やっています!」という人々の体験サイトをのぞくと――。

 「最初は足の裏が痛くなったが、慣れると心地よい疲れなので、夜ぐっすり」

 「仕事中に眠くなることがなくなりました」

 最近は、高さを調節できるデスクが販売されている。好きな時に立ち、座って仕事をする方法がいいようだ。机に箱を載せ、その上にパソコンを置いて立ったまま作業をする人も見かける。

 とはいえ予想外のことも――「仕事帰りに、ジムに行く楽しみがなくなった!」

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