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孟意堂久美子 「今日の自分に明日は勝つ!香港風水師マスターのMs.GoGetterz 」   

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香港での結婚生活と文化の壁 香港での国際結婚生活に対する不安などなかった。 同じアジアの国だから、大好きな中国文化の国だから、お互いに理解しあえると思っていた。 しかし、そこには壁があった。 同じ肌の色、黒い髪、 だから香港の人たちと同じアイデンティティだと思い込んでしまっていた。 自分は、同じ仲間だと思っているのに常に違うといわれる。 何をやっても認めてもらえない。 自分が青い目だったら、お互いに「外国人」と割り切って暮らせたかもしれない。 香港生活のスタートにカルチャーショックという洗礼を受けた。 清らかさを表す白は、香港ではお化けのシンボルカラー。 日本の花嫁さんが着る文金高島田。 女性が輝く日のこの姿は、香港の人には不気味なキョンシーにしか見えないことを知った。 新婚当初、お気にいりのブランドの白地に小花模様が施されたベッドカバーを買った。 義理の家族になんでそんなおめでたくない柄をわざわざ買ったのかと咎められた。 香港の高級ホテルのペニンシュラホテルは、戦時中の日本軍の拠点だと知った。 義理の両親は、日本人にひどいことをされた世代だ。彼らにしてみれば苦い思い出のホテルに日本人観光客が押しかけていることが心苦しかった。 香港映画に出てくる日本人は悪役ばかり。 日本人にも人気のブルース・リーの映画では、日本人は「東亜に病気をもたらす人」と卑下されていた。  

郷に入っては郷に従え

自分で出した結論は、「郷に入ったら郷に従え」だ。 名古屋の人が東京で苦労することがあるように、ところ変われば価値観も違う。 日本に対して、日本人に対して歴史的にはびこる悪感情は存在する。 それでも一日本人として、自分のことを理解してもらうように努力をしようと決めた。 背中には日の丸を背負っている。 「日本人で良かった」と思えるように、人間関係を大切にし、なんでも一生懸命やった。 ご主人とは当初、英語で会話をしていたが、子供が生まれる前までに広東語をマスターしようと、 TVの字幕を見て広東語を独学で身に着けた。 香港を愛する一生活者として証券会社に勤めながら、普通の暮らしに溶け込む努力をした。  

風水との出会い

羅盤を手に香港の山でエネルギースポットを探す久美子さん
香港で出会った同僚が、毎週東京に風水の勉強に行っていた。 「香港でも学べるのに」 そう思い、自分は香港で学んでみようと始めた。 縁があってルイ・ヴィトンの顧問をしていた風水マスターのデビット・ソー氏を師事。 寺小屋みたいなところでソー氏からは、風水学、四柱推命、お日柄や暦をみる擢日(たくじつ)を学んだ。 風水では、書籍に書かれていることも学ばなければならないが、書籍に書かれていることだけを学んでも風水マスターにはなれない。 師匠が一から十まで全て教えてくれる訳ではない。むしろ、師匠は生徒どころか弟子にすら秘訣や真髄を明かすことはない。 だから師匠から盗み取る。師匠のスキルを盗むのは自分次第なのだ。 師匠の何気ない一言が大きなヒントになる時もある。 質問しても答えない時は、知らないのか知らないふりをしているのかを見抜く。 漢字で書かれた奥義の行間を読み取る。 そして、その奥義のその奥を見抜く。 誰かが手取り足とり教えてくれる世界ではない。 ただし、求めていれば答えは見つかるのだ。 そういうことは日々の生活の中にもある。 朝から晩までヒントは生活のいろんなところにある、日々の生活の仕方次第でそれが暮らしにも修行にもなる、そう思って気を抜かなかった。 15年勤めていた証券会社は手トリ足取りノウハウを教えてくれる職場ではなかった。 逆にそれが功を奏した。 自分で盗んでいくしかない。自分で考え学び吸収していくしかない。 その経験は、風水を学ぶ上で大いに生かされた。 香港の街並み。 同じ通りにあってもある店は繁盛していてお客からどんどん店に入ってくる。 ある店は閑散としている。 「なぜだろう」 そう思い、分析をする。 高層ビルの風水も1階から15階でなぜ違うのか、考えてみる。 原因を追究し、分析する。 そういう目でまわりを見ていれば自然とヒントが転がっている。 「わたしは欲望が強いんだと思います」 そう久美子さんは言う。 もっと知りたいと思う。 自分で答えを探す。 疑問を持ち続ける。 途中で妥協しない。 それが孟意堂久美子さん。 2008年夏、師匠が急逝。 その一週間前、師から「風水マスターとして独立しなさい」と告げられる。ソー氏の死後、彼が認めた弟子は自分ひとりだったことを夫人から教えられ、デビッド・ソー氏の意思を受け継ぐことを決意。 その後、香港風水界の四天王と呼ばれた白鶴鳴氏、朱鷸橋氏等に師事し、風水三合法・三元法の大家漢五派の門を叩く。劉啓二氏、郭行雲氏より漢五派の奥義を学ぶ。 人を見る目を養う四柱推命をベースに、人の心と生活を風水によって豊かにする教えを受け、徹底した修行を行う。 住宅や店舗、工場などの陽宅風水やお墓や位牌に関わる陰宅風水に加え、易經に由来する漢 五派が得意とする三元法を学び、漢五派第73代嫡系・孟意堂(意に長けるの意味)の名を授かった。  

風水でなしとげたいこと

風水マスターとして活躍するようになっても久美子さんの学びは続いている。 今は、5人の先生について日々学んでいるという。 「自分がこれで知り尽くしたと思ったらその人はそこで終わり(成長が止まるという意味)」 「ライバルは昨日の自分」 「もっともっと学んで修行を重ね、昨日の自分よりも今日の自分をパワーアップさせる。そして、今日の自分よりも明日の自分の方がもっと磨かれていたい」 だからこれからも学び続け、吸収して自分を磨いていくのだという。 今自分の知っている風水の世界は世界のひとにぎりのこと。 まだ知らないことの方が多いと思っている。 この世にはもっとすごいことがあると。 そうわきまえて、今自分の知っている中でベストをつくすのだという。 「知らなかったこと、知らなかった風水の世界がわかるようになった時がとても楽しい」 「風水を通じて、ものごとを好転させることに喜びを感じます」 たとえ病気になったり「凶」なことが起きても、現状を見極め、「凶」を味方にする。 そして、自分に自信を持って人間としての次のステージにあがっていく。パワーアップしていく。 久美子さんは、その手助けをとことんする風水師。 あまたといる風水師。 差し障りのないことだけいって財を成している人も大勢いる。 久美子さんは、ほかの人にできることは、ほかの人がすればいいと思っている。 自分にしかできない「運を変えること」が自分のミッションだと思っている。  
鑑定した香港の企業のオープニングイベントにて
久美子さんは、最愛のお母様を母が肺がんで失った。 その際、様々な制限によって風水の力を発揮できなかったことを悔やみ、健康改善活動には特に尽力している。本拠地・香港では風水を用いて病気を分析し、漢方医と連携してアドバイスを続けている。 久美子さんは、どんな状況であれ「生き抜こう」と覚悟しているクライアントをとことんサポートする。 それが母親に対する供養だと思っている。 「もっと恵まれたい」 「もっと健康でいたい」 そういう強い思いをもって先に手を打つのが風水の教えだという。 日本人は、どうしようもなくなってから相談しにくる。 「自分の状態を引き受けて生きている人」 そんな人とに出会うのが風水師としての一番の幸せだという。  

新たなチャレンジ&故郷・日本への想い

孟意堂。 常に心は日本に位置しているという意味でもある「意」を名乗るように故郷・日本に対する思いは強い。 香港では、風水を人の知恵として活用している人が多い一方で、日本では占いの一環としか見ておらず、正しい知識を持つ人はまだ少ない。 久美子さんの野望は、日本を風水都市にすること。 風水を人間の知恵として活用する人が増えて欲しい。 克己心を持って自分をブラッシュアップする人々が増えてほしい。 今日よりも明日がもっと楽しみになれるように。 そのために、これまで培ってきた風水の知恵を駆使し、日本のために尽くすのが自分の使命と考えている。2か月に1回のペースでは日本にきて鑑定などの活動を行なっている。  
香港で開催した風水セミナーの様子
好きな言葉は,「扭転乾坤(直面している問題が根元から変わる、現状打破するの意)」 「今日の自分に明日は勝つ」姿勢を怠らず、人知れず自分自身を鍛錬する努力は現在も続く。 「人が好きなんだと思う」 「うん、やっぱり人が好きなんだと思う」 久美子さんは自分に言い聞かせるようにそういって笑った。 自らがゴーゲッターな久美子さんは、ゴーゲッターとして活躍したい人々を応援している。   <孟意堂 久美子さんのGoGetterz コース> 無料視聴!金運を引き寄せる孟意堂風水 〜著書紹介〜 [pz-linkcard-auto-replace url="https://gogetterz.com/ja/course-view-details/2229"] 実践!婚活風水〜風水で明るい未来をゲットしよう〜   孟意堂 久美子(まんいどう くみこ) 愛知県名古屋市生まれ。風水の本場、香港で漢五派を日本人で初めて正式に継承した第73代嫡系・孟意堂。学生時代から中国に興味・関心を持つ。結婚を機に香港に移住。2児の母。その香港で、企業や有名店の風水鑑定・助言を行っている。日本ではフジテレビ主催のセミナー、「素敵なスマートライフ」の人気講師を務める。風水学だけでなく、四柱推命、お日柄や暦をみる擢日(たくじつ)を用い、天地人風水を使った、風水コンサルタント、講師を務める。香港の雑誌へのコラムなども多数。
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