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読書の秋到来!ミステリー小説で想像力を鍛えよう

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「読書の秋」という言葉からもわかるように、涼しい秋は本を読むのに最適な季節です。「わたしは本が苦手」と思い込んでいる人こそ、2019年が終わる前に読書デビューしてみませんか?

実は読書は異世界に飛んでいける最高のエンターテイメントなのです。また、自分の視野を広げることもできます。

この記事では読書に慣れていない人でものめりこめるミステリー小説を中心に紹介します。読書中はリラックスするためにために甘いものや秋のドリンクも用意してくださいね。

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本当に怖いのは人間かも知れない 心をえぐる小説

まずは「人間の怖さ」に焦点をあててみましょう。後味が悪いのに深い余韻を残す小説を三つ厳選しました。

湊かなえ『告白』

イヤミスとは後味の悪い小説のことです。湊かなえはイヤミスの女王と言われていて、スリル満点の展開とあっと驚く結末は他の追随を許さず高い評価を受けています。

『告白』は主人公である女性教師が、受け持っている生徒全員の前で、自分の娘を殺した人がこのクラスの中にいることを告げる場面からスタートします。読者の視点からだと犯人はすぐ明らかになりますが、実はもう主人公は犯人たちにひそかな復讐を済ませていました。

なぜ彼らは主人公の娘を殺したのか、主人公がした復讐とはどのようなものなのか…やがて、物語は衝撃的な結末を迎えます。

湊かなえのデビュー作でもあり2010年には映画化もされています。イヤミス小説をもっと読みたくなった人はP+D MAGAZINEの曲者揃いのイヤミス小説5選【この結末を見届ける勇気があるか】という記事で勧められている小説も読んでみましょう。

東野圭吾『白夜行』

映画化・ドラマ化されている『白夜行』は、現代を代表する作家東野圭吾の代表作でもあり、発表された当時社会現象を巻き起こしました。ふたりの主人公の幼少時代に起きたある事件が、その後の二人を深い闇の世界へ突き落します。

映画・ドラマと原作の大きな違いは、原作では主人公ふたりの心理描写がまったくないという点です。そのため読者の想像にゆだねられますが、哀しく残酷な展開に胸が揺さぶられます。

桐野夏生『グロテスク』

1997年、日本を震撼させた事件と言えば東電OL殺人事件です。大企業で働くバリキャリ女子だった被害者が夜は売春を行っていたということで注目を集めましたが、未だ事件は未解決のままです。この事件に着想を得た小説が『グロテスク』です。

登場人物にひとりも善人は存在せず、物語の語り手は章ごとに変わっていきます。かなりの長編小説ですが、人間の抱えるコンプレックスや現代社会の閉塞感を描ききった名作です。

桐野夏生は他にも『OUT』『柔らかな頬』など、さまざまなヒット作を生み出しています。東京新聞のホームページ「TOKYO Web」に最新作の書評も載っていますので、興味のある人はぜひのぞいてみてください。

専門知識をもとに描かれる医療ミステリー

仕事をしていると「体が資本」とよく言われますが、実際に病気になると「医療は人間の根本的な部分を支えているのだ」と感じます。医療ミステリーの傑作を二編紹介します。

篠田節子『夏の災厄』

現代は治らない伝染病なんてない…そう思っていませんか?治療法のない伝染病が広まったとき、人々は心身ともにどのように追いつめられていくのでしょうか。

想像しただけで恐ろしいですが、それを描き切ったのが『夏の災厄』です。都心から少し離れた田舎町で伝染病が起こりますが、役所はなかなか対処に踏み出せず、住民たちはパニック状態に陥ります。

篠田節子の著作は入念な取材をもとに描かれているため、この小説の医者や病院、公務員の行動にも非常に説得力があり、よりリアルに伝染病の恐怖が感じられます。物語が反転するラスト数行まで見逃せません。

久坂部羊『無痛』

「先天性無痛症」とは生まれつき痛みを感じない疾患のことです。この疾患を題材とし医者でもある久坂部羊がミステリー小説として仕上げたのが『無痛』です。

人の外見で病気の症状がわかる特異体質の医師が一家殺人事件の犯人を捜すという物語で、ストーカーや人体実験など現代の社会問題も盛り込んでいます。医療ミステリー最高峰とも呼べる小説で続編も発売され、2015年にはドラマ化されました。

ドラマ化に関しては幻冬舎Plusに著者のインタビュー記事が掲載されています。

ミステリーだけではなく短編ホラーもおすすめ

「もっと怖くてもいいから非日常を味わいたい!」と思った人はさっと読める短編ホラーはいかがでしょうか?眠る前には読まないように要注意です。

阿刀田高『食べられた男』

ショートショート小説集なので電車での移動時間に最適です。ミステリーやブラックユーモア小説も含まれているため、救いのない物語ばかりではありますがホラー初心者でも気軽に手にとれます。

得体の知れないものの正体が終盤で明らかになる『犀』と学生時代のトラウマが思わぬ悲劇を招く『催眠療法』が特におすすめです。1982年発行のため、レトロな文章表現がより恐怖をあおりたてます。

道尾秀介『鬼の跫音』

耽美的なものからラストのどんでん返しで全てがくつがえるものまで、テイストの異なるホラーを短編で楽しめるのが『鬼の跫音』です。

1月8日に始まり1月1日で終わる『冬の鬼』は現在から過去をたどっていくことにより恐怖があぶり出され、『ケモノ』では家族惨殺事件の記録を追う主人公が最後の最後に恐ろしい結末を迎えます。

中毒性があると言われている道尾秀介の世界にはまったら、長編ホラー『向日葵の咲かない夏』を続けて読んでみるといいかも知れません。

秋のプライベートな時間は読書にぴったり

本が売れないと言われている現代でも、ミステリーやホラーは多くのファンを獲得しています。リラックスタイムのお供に一冊本があれば、想像力も鍛えられるはずです。

また、読書以外でも非現実を味わえる秋ならではの方法があります。ぜひ試してみてください。

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