行政書士は士業の中でもチャレンジしやすい資格として知られています。経歴や学歴、年齢に関係なく受けられ法律関係の仕事に就きたい場合に行政書士資格があると有利になります。
一方で、「そもそも行政書士資格のやりがいはどこにあるのだろう?」と受験をためらっている人もいるのではないでしょうか。この記事ではそんな不安や疑問に答えます。
そもそも行政書士の業務内容って?
行政書士とはどのような仕事なのでしょうか?基本的な業務内容について確認しておきましょう。
書類作成
行政書士の主な仕事と言えば公的書類の作成です。官公庁への提出書類、権利業務・事実証明に関する書類などが作れる他、契約書類を代理人として作成することなども行政書士の仕事に含まれます。行政書士が扱える書類は1万種類以上にも及びます。
手続き代理
代理で手続きをするのも行政書士の重要な業務です。代理できる手続きは許認可に関するものや意見陳述のためのもの、書類を官公署に出す際に必要なものなどがあります。
相談業務
法律の知識がなければ書類作成に際し不安が生じることも多々あるでしょう。そんなときこそ行政書士の出番です。
弁護士でしかできない業務を弁護士以外の人がしてしまうと非弁行為になり処罰されるので注意が必要ですが、行政書士が作成できる書類の相談であれば、行政書士も法律のコンサルタントとして受けることができます。
働き方は?
主な勤務先として考えられるのは法務事務所と弁護士事務所です。弁護士事務所で働く行政書士はパラリーガルと呼ばれ法律関係の事務職として働くことができます。また、実務経験を積んだ後は起業する行政書士もいます。
実は行政書士の3割は女性です。女性が多い理由についてはこの記事に詳しく書いてありますのでぜひご一読ください。
現代だからこそ感じられる行政書士のやりがい
数十年前であれば考えられなかったような状況が現代ではたくさん生まれています。たとえば高齢化が進み医療が発達したことにより人生100年時代になっていること、外国人が増え続けていることは数十年前であれば予想できなかったはずです。これに伴い行政書士の需要はますます増える可能性があります。
高齢者・外国人向けに書類作成や手続きを代行
戦後、日本の法律や公的なシステムはどんどんと変わってきました。書類の作成方法や手続きのやり方がわからず、困っている年配の方も多いでしょう。行政書士はそんなときに代理で作成・手続きをすることができる貴重な職業です。
また、外国人の場合は日本語がわからず困ってしまうこともあるはずです。英語や中国語など、他言語ができる行政書士は外国人に特化して対応することも可能です。
中国人で日本の行政書士資格をもっている人もいます。彼女は日本で暮らす中国人から日々依頼を受け続け起業し、現在も活躍し続けています。外国人だけでなく外国語が得意であれば、それを活かし道を切り開くチャンスが増えます。
人から感謝される職業
困った場合に手を差し伸べてくれる行政書士は、もちろん人に感謝される仕事でもあります。資格をとる際の難易度は高く決してなるのが簡単な仕事ではありません。しかし、その分、得た専門知識はとても貴重なもので、行政書士に人生を助けられた人も数多くいるはずです。
「ありがとう」と言われるのは誰にとっても嬉しいものです。毎日業務に追われ、特に慣れない最初のうちは大変だと思っても、たくさんの人から感謝されるうちに行政書士としてのモチベーションはきっと上がっていくことでしょう。
どうすれば行政書士になれる?
それでは、行政書士になる方法について確認しましょう。行政書士試験の受験資格はないに等しく、先ほど中国人の行政書士もいると述べたことからも明らかですが、年齢・学歴だけではなく国籍も不問です。
誰でも日本で行政書士として活躍するチャンスがあるのです。
試験概要
行政書士試験は毎年11月の第2日曜日に実施され試験会場は全国にあります。
試験科目は二つ、「行政書士の業務に関し必要な法令等」(出題数46題)と「行政書士の業務に関連する一般知識等」(出題数14題)です。「行政書士の業務に関し必要な法令等」の法令については受験年度の4月1日時点の法令が出題されるため以前の知識がそのまま使えるとは限りません。
受験申し込みは8月初旬から開始です。インターネット・郵送どちらかから申し込めます。
どうやって試験対策すればいい?
通学講座、通信講座、独学…他の資格試験と同様に行政書士試験もさまざまな試験対策があります。その中でおすすめしたいのは動画講座です。
動画講座だとあらかじめ受講回数が決まっているので計画的に準備できます。また、通学講座より費用も安くコストパフォーマンスの面でもすぐれています。
Gogetterzでは行政書士試験を受験したい方向けに下記の動画講座を受講することができます。
行政書士スピード合格コース(全45回)
現在受講できるのは2019年度の対策動画ですが、先ほども書いたように受験年度によって内容が変わる法令部分をのぞくと来年度の対策として使えます。
また、行政書士試験合格に向けたノウハウについてはこちらに詳しく載せてあります。
Gogetterzでは他の資格も含め動画講座がたくさんあり、特に女性は動画講座に向いていると言われています。
理由についてはこの記事もご参照ください。
今の時代だからこそ需要の高まる行政書士
行政書士というと難しそうな仕事だと感じる人もいるかも知れません。しかし多様な人々が日本で暮らしている今の時代だからこそ、行政書士は困っている人たちを支えてあげられる社会的貢献度の高い職業として注目を集めています。
裏を返すと、誰かを助けてあげたいという気持ちが強くやりがいを求めている人こそ行政書士に向いているとも言えます。今後のキャリアを考えるうえでぜひこの記事やGogetterzを参考にしてみてください。
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