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日本文化をもっと知ることが出来る!『神社検定』ってどんな検定?

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今回は日本文化をもっと知ることが出来る!『神道文化検定』(神社検定)という検定についてご紹介します。

日本に古くからある神社は神様を祀る建物のことで、地域の神様や偉人が祀られています。

神社と言えば初詣やお宮参り、結婚式や七五三などのイベント事で訪れるイメージですが、最近では歴女と呼ばれる歴史好きな若い女性が増えたり、御朱印ブームでご当地の神社を巡る方が増えたりと、老若男女問わず神社への参拝が増えてきています。

神社の数は日本に約8万もあると言われていて、その全てが古くから地域で守られてきた長い歴史を持っています。

今、「そう言えば神社は近くにいくつかあるな」と思い出していただけたかと思います。

その一つひとつに歴史や人々の想いが宿っており、神社について知れば知るほど、昔の人が守り抜いてきた考え方、当時のこと、日本の文化や歴史に触れることができるのです。

私たちのルーツである先祖の人や神様に想いを馳せることは、心をとても穏やかにしてくれますね。

そんな神社について、深く勉強してみたいと思ったことはありませんか。または、自分の神社や仏閣への知識を試したいと思ったことはありませんか。

そんな方たちにおすすめなのが神社検定です。

日本文化の検定・神社検定ってどんなもの?

夜の中に佇む鳥居

神社検定は公益財団法人日本文化興隆財団が主催する、平成31年で第八回を迎える比較的新しい検定です。

神道文化検定は、別名が神社検定と言い、受験を通して神社のいろはから日本の神話、皇室のこと、神社にまつわる要語など、神社と日本文化についてを広く学ぶことができ、神社ブームで参拝客が増えるに伴って、神社について正しい知識を持ってほしいという想いから始まった検定です。

検定と言うと専門的なことが多いのかと身構えてしまいますが、その内容は参拝マナーや七五三、結婚式などのイベントについて、家を建てる際に行う地鎮祭など、日々の生活で活かすことができる知識を問われる問題が多いのです。

神社検定を受験する方は日本文化について勉強する学生や、仏閣に興味がある方、仕事で日本文化についての知識が問われる方など、年代問わず様々な方が受験し、年齢制限もないので、小学生からでも受験することができます。

神社検定に合格すると合格の証として絵馬型の認定証をもらうことができ、この絵馬型認定証目当てに神社検定を受験する方も多いようです(もちろん希望すれば紙の認定証をもらうこともできます)。

また、神社検定に合格すると合格者のみの特典として、伊勢神宮の初穂曳の行事に参加することができたり(壱級取得)、神社巡りツアーに参加することができたりと、神社好きには嬉しい優待も用意されています。

日本文化の検定・神社検定に合格するにはどうすれば良い?

神社の前で咲くアジサイ

神社検定は参級(3級)~壱級(1級)まであり、試験は年に1回、例年6月に日本全国で行われています。
受験申込期間は前年12月~5月上旬までと長い期間受験を受け付けています。

試験は4択のマークシート方式で、100問中70問以上合格すれば神社検定に合格することができます。

試験問題は公式テキストから出題され、各級ごとにどの範囲の問題が出題されるかは神社検定の公式サイトに記載されていますので、しっかり対策をして学習すれば合格の可能性を上げることができますね。

また参級と弐級は併願することができ、併願の場合は受験料の割引を受けることが出来るので、自分の実力が弐級に届いているのか不安な方は、参級も併願することで安心して受験することができます。

残念ながら不合格になってしまい、再受験したい場合も割引を受けることが可能です。

参級では合格率71%と高い水準で合格者が出ていますが、壱級にもなると合格率が39%まで下がってしまうため、簡単に合格できる検定ではあるとは言えませんが、着実に勉強して試験に挑めば、誰でも壱級まで取得することは可能です。

Web申し込み限定で早期申し込み割引も用意されているので、受験を決めたら早めに受験を申し込むとお得になりますし、受験に向けて充分勉強できますね。

受験に合格した場合、合格通知は同じ年の8月に郵送で届きます。

神社検定の受験資格、受験料、出題内容は以下の通りになります。


■壱級(1級)
受験資格:弐級を合格した方のみ受験可能。
受験料:6,900円
出題内容:神社のいろは要語集 祭祀編から50%、神話のおへそから30%、神話のおへそ『日本書紀』編から10%、季刊誌『皇室』79号~82号から10%

■弐級(2級)
受験資格:誰でも受験可能
受験料:5,900円
出題内容:神社のいろは続から60%、神社のいろは特別編 伊勢神宮と、遷宮の「かたち」から30%、季刊誌『皇室』79号~82号から10%

神社検定弐級事前対策講座 伊勢神宮と、遷宮の「かたち」編

神社検定弐級事前対策講座 「神社のいろは続」編

■参級(3級)
受験資格:誰でも受験可能
受験料:4,900円
出題内容:神社のいろはから70%、神社のおへそから30%

神社検定参級事前対策講座 「神話のおへそ」編

神社検定参級事前対策講座 「神社のいろは」編

神社検定参級事前対策講座 「神社のいろは」&「神話のおへそ」セットコース 


参級は出題範囲がかなり限られているので、メインテキストである神社のいろはと神社のおへそを集中して勉強すれば対策は充分できるでしょう。
しかし壱級になると出題範囲がグッと増えるので、しっかり勉強して着実に試験の対策をしていくことが必要です。

公式テキストをとことん読み込むことはもちろん、過去問題も販売されていますので、過去問題を繰り返し解くことで神社検定の出題傾向が掴めてくるはずです。
検定を受験する前に公式サイトで簡易検定を受験して腕試しをすることもできますので、受験前にチャレンジしてみると良いかもしれません。

また、一人で受験する自信が無い方はオンライン講座で学習するのも一つの方法です。

神社検定の合格は旅行代理店や出版社、結婚式場と提携する神社での活躍に繋がる!

緑に囲まれた鳥居

神社検定は神社や仏閣を巡るのが好きな方、仏閣の建築やデザインに興味がある方、理解を深めたい方など、神社と日本文化に興味がある方ならどんな方にもおすすめできる検定です。
好きなことの理解を深めることはより生活を豊かにしてくれますし、ものの見方も変わります。

神社検定を通して得た知識は一生ものなので、人に教えたり自分で仏閣を巡る際に覚えた知識で楽しんだりと、様々な場面で活用することができるだけでなく、神社検定は日本文化や神社を広く学ぶことができますから、各地を訪れる旅行会社の関係者の方や、神社が多い京都で観光が盛んな地域に勤めている方は私生活や仕事で役立てることができる検定です。

ツアー客に観光で訪れた仏閣の歴史や由来、まつわる神話などを話すことができれば、お客さんもツアーをより楽しむことが出来ますし、神社と提携して神前式を行うことができる結婚式場などでも検定を有効活用することができます。
担当のウエディングプランナーが神社検定を持っていたら、マナーに詳しくない新郎新婦も神前式のプランニングを安心して任せることが出来るでしょう。

教員など子どもたちを連れて神社を訪れる機会がある方にも役に立つ検定と言えそうです。

神社は身近なものなので、意外と活用できる場面が多いのですね。

神社で祈る女性達

日本文化を深く理解することができる神社検定は、国家資格や特別就職に役立つと言われている資格ではありませんし、趣味の資格と言われることも多く、実際に必要性がよく分からないという方も多かったのではないでしょうか。

しかし、神社検定で学ぶ内容は様々な場面で役に立ち、更に就職や転職に生かすことができる場合もあるので、趣味や好きなことはぜひ、突き詰めて勉強してみてはいかがでしょうか。
また、神社検定について調べている方は日本文化に興味があってのことだと思いますが、神社検定以外にも日本文化を学ぶことが出来る検定がいくつかあります。

日本文化試験や文化検定、日本食文化についての知識を問う日本食検定などもありますので、多彩な検定を楽しみながら、ぜひ『日本のこころ』を学んでみてください。

学びから、未来をデザインする

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