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「ボス」ブルース・スプリングスティーンのゴーゲッターな決断

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ロック界で「ボス」と呼ばれるブルース・スプリングティーンが発表した声明文に対する反応はさまざまであった。それは、アメリカ時間の4月10日(日)に開催されることになっていた彼のバンドのコンサートをキャンセルするというもの。ビッグスターのコンサートがキャンセルされることはある。あのポール・マッカートニーも日本でのコンサートを体調不良でキャンセルした。でも今回の理由は、開催地であるノースカロライナ州にJGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の人々を差別する法律が可決されたから。それは、「バスルーム」法と揶揄されているPublic Facilities Privacy and Security Act(公共施設プライバシー&セキュリティー法)のことだ。JGBTの人たちに戸籍上の性別のトイレに入ることを強要し、また職場で差別があったと自分が感じても訴訟を起こすことができないとされている。

「ボス」は怒った。
ヒューマン・ライツが進化する時代についていけず、堂々と差別しようとする連中に。
彼はいう。
「自由のために戦う仲間と連帯を示す時だ」
「世の中にはロックのコンサートよりも大切なことがある」
「今回のPrejudice(差別)と Bigotry (偏見)に対する戦いもその大切なひとつだ」と。

ビッグネームのイベントチケットを正規料金で買うのはむずかしい。 今シーズンで引退するNBA LAレイカーズのコービー・ブライアントの最後のゲームが4月13日にあるのだが一番後ろのほうの席でさえ800ドル以上で売買されているとニュースになっている。前列は、1万ドルをくだらない。もちろんこれは、セカンドマーケットの値段。しかし、もし試合がキャンセルされたら、戻ってくるのは正規料金だけである。同じことが、ブルース・スプリングスティーンのキャンセルされたコンサートでもいえる。結婚記念日や誕生日の特別な日の記念にと奮発してセカンドマーケットでチケットを購入したファンも多いだろう。コンサートのためだけに遠方からやって来た人もいるだろう。そしてみな、コンサートの2日前にキャンセルを知らされて途方にくれたことだろう。ファンに罪はない。今回だけ行って歌って「これが最後だよ」でもよかったのではないか。しかし、ボスは差別や偏見がどれだけ間違っているかを「行かない。歌わない」という大きな決断をすることにより示すことを選んだ。

さまざまな企業がノースカロライナ州に三下り半をつきつけている。 ペイパルは、新しいグローバルオペレーションセンターを設立する予定だったのを白紙撤回。NBAは、2017年にオールスター戦開催を予定しているが撤回を考えはじめている。ノースカロライナに本社がある巨大銀行バンク・オブ・アメリカには、他州から「差別をしないわが州へ移転しましょうよ」との誘致オファーもあるという。 企業がそうなら、 アーチストだって白黒つけなきゃならないだろう。 俺が、やらないでどうする。 俺が、道を切り開かないでどうする。 ボスはそう思ったのであろう。

「かっこいい」
「正しい」
「ひどい」
賛否両論の嵐の中、自分の信じる道をゆくブルース・スプリングスティーンも立派な GoGetterである。

ノースカロライナ州はボス&企業のボイコットにどう出るか?

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