Milou's College Life Vol.5 「 日本で過ごした夏休み 2016」
My summer 2016 in Japan
友人たちがインターンをしたり、サマーコースを受けている中、わたしの夏は、半分は実家のあるシアトルで、半分は日本で過ごしました。本当はアルバイトをしたかったけれど、旅をしていろんな人に会うという体験が今の自分の成長には必要だ!と割り切って、あえて何もせずに過ごすことにしました。ゆっくり好きなことをして過ごす夏休みはこれが最後になりそうだし。来年からはNYに残ってサマーコースをとる予定なので実家に帰る暇もなさそうなのです。
そんなわたしのこの夏のメインイベントは、日本に長期滞在することでした。
7月から1か月半いたのだけれど、人生でこんなに長く日本にいたのは初めて!
今までは、小学校1年生の夏休みに1か月間、日本の小学校へ体験入学をしに来たのが自己ベスト記録でした。
わたしたち「ハーフ」は、こうして長い休みに自分の「もう半分」の国に行って、集中して文化を吸収しなきゃならないのです。言葉もよくわからない、お友達もいない学校に突然ほうりこまれるのですよ。ガイジン、ガイジンとじろじろ見られるし、ハーフにはつらい体験です。
親には「あなたは日本人なんだから」っていわれて育ってきたのに、日本に来るとガイジン扱いされるのも悲しいものです。アメリカは、「ガイジン」でできた国だからいろんな人種がいてあたりまえ。わたしたちは日本人に向かって「ガイジン」なんていわないんだから、みなさんもハーフにやさしくしてね!わたしは日本のパスポートも持っている日本人でもあるのですから。
ハーフといえば、オリンピックでハーフの日本人が活躍している姿を見て感動しました!東京オリンピックでも、もっとハーフが活躍して日本にメダルをたくさんとってくれるといいな。いろんな肌の色の日本人が増えて、わたしたちが目立たなくなる日が来ることを期待します。
1日東大生!
世界的にも有名な University of Tokyo へ日本の大学生ウオッチングに行ってきました
わたしの、また従妹のさきちゃんが、GoGetterz News に登場したのをご存知ですか?
ご存知でなかったらぜひ読んでください。浪人して東大に入学した、とってもゴーゲッターな女の子です。
わたしと同い年で、シアトルにも遊びにきたことがあって仲良くしています。
この夏、彼女に会うのをとても楽しみにしていました。
わたしはNYの大学生。彼女は東京の大学生。それも東大!
日本のエリート大学生がどんな暮らしをしているのか、キャンパスライフはどんなものなのか、見てみたかったのです。
お母さんが従妹同士なのでわたしたちは、また従妹。英語では、”second cousin”です
さきちゃんは、駒場キャンパスに通う1年生。1年間ひたすら勉強してこの4月から東大生になったのだけれど、受験勉強中よりも今のほうがもっと勉強してるって、さらりというのですよ。さきちゃん、すごいです。今は教養学部だけど3年生から希望の学部に行くためには、成績をよくしておかないといけないんだって。
東大生のクラスを覗き見。大きなクラスにびっくりしました
さきちゃんは、外交官になりたいみたい。これからもずっと勉強。さきちゃんは、勉強が好きなのね。わたしも医者になるためには、これからもずっと勉強。だけどわたしは勉強ばっかりしてられないのよね。おしゃれして遊びに行くのも大好きだし。これからは遊び心がうずうずしたら、東京で頑張るさきちゃんのことを思い出して、わたしも、もっと勉強をしようと思います。
「日本の大学生は遊んでばかり」
これは、アメリカにいても聞こえてくること。
けどみんながみんなそうではないのだし、さきちゃんに失礼だから、わたしがアメリカで日本の大学生の評判をあげる努力をするわ。遊んでばかりの日本の大学生は、さきちゃんを見習おう!
さきちゃんが、東大の学食へ連れていってくれました。日本の学食を初体験!
食べる前にサンプルが見られるのも日本ならでは!
広くてきれいな学食でした
アメリカの大学では、カフェテリアは食べ放題(だからわたしが太った件はこちら!)だけど、日本の学食は定食がいろいろあるし、どれも栄養のバランスがいいですね。小学校の体験入学の時の給食を思い出しました。給食だけを楽しみに学校に行ったものです。
一緒にでかけた妹も東大ごはんに大満足
GoGetterz エキスパートデビューも間近!?
日本の夏、もうひとつのメインイベントは、GoGetterz のオフィスに通ったことです。 芝大門の大きなお寺(増上寺)がそばにあって、歩いていると東京タワーも見られるファンタスティックなロケーションにありました。
GoGetterz office!
オフィスは明るくて若々しかったです。インドの方もいたり、とってもインターナショナルでした。ご挨拶にいっただけのはずが、何度もオフィスに通うことになりました。なんと、わたし、エキスパートデビューしちゃいそうです!
企画打ち合わせ中。東京で働く気分が味わえて最高でした
エキスパートというのは、GoGetterz のコースを教える先生のことだそうです。Expert って「その道のプロ」って意味じゃないですか。ちょっと恥ずかしいのだけれど、「わたしがエキスパートっていえることって何だろう?」と考えて、2つのコースを撮影していただきました。
笑っているけれど大緊張中
ひとつは、アメリカ留学を考えている人に向けたアドバイスのコースです。わたしが何もわからない Freshman (フレッシュマン:1年生)として入学してからの1年間に学んだこと、留学生がアメリカに来る前に知っておいたほうがいいこと、アカデミックにもソーシャルにも成功するためにやるべきことなど、 現役の大学生としての本音トークをしました。
もうひとつは、アメリカの大学でよくつかわれる英語の表現を50選んだ留学生用の英会話コースです。
学校では教えてもらわないようなフレーズをセレクトしました。
例えば、”A for effort” どういう意味だと思いますか?
ヒントは今回のわたしの撮影体験です。
“A”は、成績で一番いいものですよね。”A for effort” とは、結果がよろしくなくても、頑張ったことを褒めてあげる時につかいます。
カメラの前でしゃべるのって初めてで緊張したし、わたしは滑舌が悪いみたいで、何十回とNGを出してしまいました。普段でもなまっている日本語が、カメラの前ではお話にならないほど下手くそになってしまいました。
編集するのが大変だろうなあ。だからいつコースが出来上がるかわかりませんが、”A for Effort!” 一生懸命がんばったので、留学を考えているみなさんにはぜひ見ていただきたいと思います。
そうそうゴーゲッターズでは、誰でもエキスパートになれるそうです。メンバーになってご自分で動画コースを作ってアップロードすればいいみたいですよ(審査もありますが)。さきちゃんにもエキスパートになって真面目な日本人大学生を代表して世界にメッセージを送ってもらいたいなあ。
東京は世界中のトレンディーなものがなんでもあって、なんでもおいしくて、びっくりします。NYも大好きだれど、東京も大好き。この夏、シアトルのハイスクール時代のお友達もお母さんと一緒に東京に遊びにきたのだけれど、彼女たちは、東京のほうが NY よりも洗練されていてすごい!って言ってましたよ。
シアトルの友には、ディープな日本の夏を体験してもらいました
そして日本人はとても親切だって感心してました。ハーフのわたしから見ると、日本人は外国人の観光客につくしすぎるとも思います。観光客にナイスにするならその辺にいるハーフにもナイスにしてね!わたしの妹は、去年8ヵ月も日本の中学校に通ったのだけれど「ハーフ」「ガイジン」「国に帰れ!」っていじめられて今だに傷ついています。「日本人」といったって、いろいろな肌の色、髪の色の人々がいることをお忘れなく!
わたしたちハーフは日本人でもあるので、そこんとこよろしく
今回のコラムの写真でお気づきになったでしょうか?
わたし、NYから20ポンドも太って帰ってきましたが、ひと夏みっちりダイエットして、だいぶ痩せました。 もうこれ以上太らないように Sophmore year (ソフモア:2年生)は、気をつけます。
それでは、次回は、NYのキャンパスからお届けしますね。
いろいろ新しいチャレンジが待ち構えています。
実は、わたし寮を出てアパート暮らしを始めるのです!
親を説得するの大変だったのですが、その辺のお話は次回のお楽しみということで!
I had an amazing time in Japan and can’t wait to go back!
I am currently in Seattle getting ready to head back to NY. I will have to say goodbye to all of my friends in Seattle. I don’t know when I get to see them next but we will stay in touch wherever we are.
I can’t wait to tell you all about new apartment next time!]]>