「士業」の中でも国家資格は難関ではありますが、取得後のメリットがとても大きい資格です。
この記事では、女性のキャリアアップはもちろん、キャリアチェンジにも有効な士業、社労士・中小企業診断士・行政書士を紹介し、資格取得までの道のりを説明します。
「意外と自分の仕事に結びつく資格だった!」
「これを勉強したら、自分も1段階レベルアップできそう」
そう思える資格が、あるかもしれませんよ。
キャリアアップにおすすめ!士業を取得するメリットとは?
社労士や中小企業診断士など「士」がついている資格は、総称して「士業」と呼ばれます。
とくに国家資格の士業は、「その道のプロ」であることを国が認定してくれるので、それだけ専門性や価値が高いということです。
これらの士業を取得するメリットとして、以下が挙げられますよ。
①国家資格の「士業」は、信用が厚い!
国家資格とは文字のとおり、国が認めた資格のことです。弁護士や税理士などと同様に、社労士、中小企業診断士、行政書士も国家資格。
資格を持っているというだけで、社会的な信用は厚いものです。
②柔軟な働き方が可能に
資格を取得すれば、社内での活躍の幅が広がることはもちろん、独立や起業も夢ではありません。
自身のライフプランを考えたとき、結婚、出産、育児、介護など、女性が考えておきたいイベントはさまざまです。
資格取得によって選択肢の数を増やし、その時々で働き方を柔軟に変えていくことが可能になります。
③忙しい社会人でも計画的に勉強すれば取得できる
国家資格は比較的難しい資格も多いです。ですがきちんと勉強計画を立てて、通信講座や専門学校なども利用して勉強すれば、忙しい社会人でも資格取得できるでしょう。
国家資格の独学には動画学習がおすすめ
独学で国家資格の勉強をするには、相当な努力と勉強時間の確保が必要です。ですが、社会人は自分の時間を確保することが難しかったり、資格の難易度が高くて苦労することもありますよね。
そこで独学のサポートにおすすめなのが、動画学習やeラーニングによる勉強です。
動画学習やeラーニングは、ちょっとした時間を見つけてスマートフォンやPCから動画を閲覧するだけで、分かりやすく学べる手軽さが強みです。
勉強をより身近に、気軽に思わせてくれる動画学習は、資格取得の勉強にとても効果的ですよ。
▼動画学習のメリットに関しては、こちらも参考にしてくださいね!
女性こそ動画学習をするべき3つの理由
企業と会社員を裏から支える!社会保険労務士(社労士)とは?
まず、聞いたことはあるけれど何をしているのか分かりづらい「社労士」について説明します。
社労士の概要
社労士とは、正式名称は「社会保険労務士」という国家資格で、企業における人事・労務管理や、年金などの社会保険分野に関するエキスパートです。
働き方の改善や改革が必要になたとき、労働基準法に基づいた働きやすい職場環境づくりを企業に提案できる社労士や、雇用保険や年金などの管理を企業内できちんと行える社労士が、活躍しているそう。
労働・社会保険に関する手続きや、就業規則の作成業務などの独占業務があるのも特徴です。
社労士として独立し、企業と顧問契約を結んで手続きの代行やコンサルティング業務などを行うことも可能ですよ。
社労士を取得するための方法
社会保険労務士になるには、年に一度の試験に合格しなければなりませんが、その前に社労士の資格取得には受験資格が設けられているので注意!
公式ホームページで、まずは自分が社労士の試験を受験することができるのかを確認しましょう。
試験科目は8科目あり、択一式と選択式で問われます。科目は労働基準法などの労働関係法令や、社会保険関係法令、一般常識など。普段の生活や仕事に関わりが深い法律を勉強します。
社労士試験に合格しても、社労士とは名乗れません。連合会に備える社会保険労務士名簿に登録・入会する必要があります。
登録には2つ要件があり、①2年以上の実務経験(試験前後不問)②事務指定講習終了の2つを満たして、ようやく社労士として活動できるのです。
受験資格や登録要件など、この記事で紹介する3つの資格のうち、最もハードルが高いのが社労士の資格といえるでしょう。
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【2019年度合格目標】社労士サクセス60コース(全60回)
企業経営をサポート!中小企業診断士
次に、企業の経営をアシストする「中小企業診断士」について説明します。
中小企業診断士の概要
中小企業診断士とは、企業の経営診断や助言をする専門家のこと。
起業の経営戦略策定や戦略実行のためのアドバイスをする、「経営コンサルタント」の国家資格ともいえます。
社労士や行政書士は、その分野に特化した専門的な内容を深く学んでいくのに対し、中小企業診断士は業務を行う上で、経営に関するあらゆる分野に精通した幅広い知識が必要とされます。
具体的には財務会計の知識や会社法、知的財産権などの法律に関すること、経営に関する情報システムのことなど…幅広い知識で経営をサポートするのが特徴ですね。
中小企業診断士になる方法
中小企業診断士の試験は年に一度。一次試験、二次筆記試験、二次口述試験の3段階で、まずは一次試験と二次筆記試験へ向けての勉強が必要になります。
一次試験はマークシート形式によるもので、①経済学・経済政策、②財務・会計、③企業経営理論、④運営管理、⑤経営法務、⑥経営情報システム、⑦中小企業経営・中小企業政策の7科目。それぞれに幅広い知識の習得が求められますよ。
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【1次試験対策に最適!】中小企業診断士合格講座 (2018年版)- 第1科目【企業経営理論】
二次筆記試験は、事例企業に対して実際に経営診断を行い、経営課題をクリアするためにどのようにアドバイスするかを論述するという試験で、事例①組織・人事、事例②マーケティング・流通、事例③生産・技術、事例④財務・会計の4科目があります。
最後の二次口述試験というのは、二次筆記試験で出題された内容について質問をされ、口述で答えるという試験です。
年に一度の試験だからこそ、計画的な試験勉強が必要となりますね。
▼第2科目〜第7科目はこちらをチェックしてくださいね!
書類のスペシャリスト!行政書士
最後に、官公庁に提出する書類を作成するスペシャリスト「行政書士」について説明します。
行政書士の概要
飲食店を開業したい、会社で作った新商品を商標登録したいなど、何かを始めるときには官公庁に許可や許諾を取る必要があります。
行政書士は、このような官公庁などに提出する許認可申請の書類作成や、作成した書類の提出代行、書類作成に関する相談業務などを行う、「書類のスペシャリスト」です。
行政書士が扱うことができる書類の数は、1万種類以上に及ぶと言われています。
士業で有名なものといえば弁護士資格ですが、弁護士は「起こってしまったこと」に対して解決を助ける役割を果たしますよね。
対して行政書士は、起こりうるトラブルを未然に防ぐ「予防法務」というかたちで、個人や企業をサポートします。
行政書士になる方法
行政書士になるには、年に一度11月に開催される試験に合格する必要があります。
一定の基準を満たせば合格できる「絶対評価」で、科目は基礎法学、憲法、民法、行政法、商法の法令等5科目と、一般常識等の計6科目。
出題は、マークシート方式と記述式で、6科目の中から合わせて60題が出題されます。行政書士の試験は、子どもからお年寄りまでどなたでも受験することができるのが特徴でもあります。
試験に合格して行政書士として登録後、独立開業することが可能ですし、企業の中で法律知識を活かして活躍することもできますよ。
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【2019年度合格目標】行政書士スピード合格コース(全45回)
士業の資格を取得してキャリアアップに活かそう
この記事でご紹介した3つの国家資格は難易度は高めですが、計画的に勉強すれば合格できる資格でしょう。
独学だけでは心もとない場合は、GoGetterzの動画講座などを利用して、知識や練習問題を補完するといいですね。
体系的な知識を身につけて資格を取得すれば、これから先のあなたのライフプランや働き方にも大きなプラスとなること間違いなしです。ぜひあなたのキャリアアップに繋げてみませんか。
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